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第18回西高の夕べ(2011年)

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第18回西高の夕べ(2011年)

 2011年11月27日 杉並公会堂にて恒例の「西高のゆうべ」が開催されました。
 第一部  TALK  「音を紡いで」
     お話 大中 恩(作曲家 十中1期)
     うた 北原 聖子
 
 ピアノ 宮下 俊也
 第二部  MUSIC  「うたのこころ」
     演奏 西高OB吹奏楽団
     指揮 辰見 憲(西高46期)
     進行 田澤 恵梨(西高58期)
 司会  鷹尾 あや(西高24期)
 TALK
 舞台にさっそうと現れた大中恩氏は、客席に向かってにこやかにお話を始めました。
観客はどちらかと云うと年配の方が多い中で、大中先生のとても87歳とはお見受けできない立ち居振る舞いやお話に、場内に感動のざわめきが起きたように感じます。
 全体を「学徒動員まで」「こどものうた」「コールMeg(合唱)のこと」と3部にわけて お話をなさいました。大中恩氏の作曲した曲を美人美声の奥様(北原聖子さん)が奈良からいらして下さいました専属のピアニスト(宮下俊也さん)にあわせて歌ってくださいました。「こどものうた」の時には歌に合わせてパントマイムの方(内藤さん)までも突然登場し、「いぬのおまわりさん」の歌のときもワンワンといいながら飛びはね、声も演技も素晴らしく場内で歓声が上がりました。有名な「さっちゃん」の曲も大中氏の作曲です。
 このように元祖西高出身の大中氏はつねづねおっしゃって下さっていた、「御恩になった西高の何かお役に立てれば」というお気持ちが場内一杯に溢れたように思います。 大中氏は現在も「コールMeg(合唱)」で精力的に活動を続け、全国でコンサートを開いています。
 
 MUSIC
 西高OB吹奏楽団による演奏のタイトルは「うたのこころ」。指揮者の辰見憲さんの指揮にあわせての演奏は「さすが西高」という声もあり、今年で第18回目ですが、根強く地域の方にも溶け込み、ファンの層が厚いなと感じました。演奏曲目も観客の年代にあった曲、「ウエストサイドストーリー、セレクション」「ヴァリアの歌」「オペラ座の怪人」というように選曲の良さを感じました。
 
 
(参考)西高の夕べ 予告
日時  2011年11月27日 開場 PM1時30分 開演 PM2時 入場無料
場所  杉並公会堂 杉並区上荻1-23-15
交通  JR中央線
 東京メトロ丸の内線
荻窪駅北口より徒歩7分
主催  財団法人西高会  
後援  杉並区教育委員会
 東京都立西高同窓会
 
     
TALK & MUSIC「音を紡いで70年」
お話し 大中 恩 東京藝術大学作曲科卒業 (府立十中1期)西高学友歌作曲者
「いぬのおまわりさん」「サッちゃん」などの童謡の作曲で知られる大中先生の生い立ちから十中時代のお話し、学徒動員を経て戦後様々な作曲家活動をされてきたお話しを、歌手で奥様の北原聖子さんの独唱をまじえて楽しく語られます。
北原 聖子 ソプラノ(二期会会員)
ピアノ 宮下 俊也 奈良教育大学准教授
演奏 西高OB吹奏楽団 「うたのこころ」
司会 鷹尾 あや 西高24期

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